
自動車教習所から、国内自動車市場の動向まで読みとることができると言います。
みなさんも、自動車教習所と、国内自動車市場は、何かしら因果関係を持っているとは思っているのではないでしょうか。
国内自動車市場の低迷
実際に、国内自動車市場の低迷は著しいと言われています。では、自動車教習所がどうなのかと言えば、自動車教習所の数も減少傾向にあると言われています。
指定教習所の存在は、1992年の1,535か所だったのに、2015年には1,339か所となり、1割以上も低下していることになります。
運転免許証を持っている人たちが、少なくなれば当然、自動車市場に影響を与えてしまうことになります。運転免許証取得は、少子高齢化の問題もまさに大きな問題です。若い人たちが、特に運転免許証取得と向きあわない現象が顕著だとも言われています。
自動車保有も高まる負担
運転免許証を実際に取得しても、自動車保有も負担が大きくなっているという現状もあります。
1990年代後半から2007年頃に至り、給料の方は実際に伸び悩み傾向であるのにかかわらず、自動車の価格は、上昇を続けるばかりです。
国内新車・保有台数は伸び悩み
そして、国内新車・保有台数は伸び悩みという現状を抱えています。
国内自動車市場は、1990年代までは景気が良かったのですが、2000年代に入りほぼ横ばい状態です。
変わらなければならない
とにかく、自動車教習所の減少データも踏まえて、自動車市場の危機をしっかり認識しなければならないでしょう。
運転免許証取得の人口が減少すれば、間違いなく自動車を購入する人たちの人口も減少します。
そのとき、自動車は、変わらなければならないでしょう……。
自動運転の自動車というのも、自動車が変わり、運転免許証取得したいという人口を増やすための手段としてとらえることができます。
そもそも、本当のことを言えば、自動運転のシステムなんて、自動車には必要なのかもしれません。しかし、やっぱり、未来は何か変化が欲しいものです。
自動運転のシステムも自動車が変わる手段に過ぎないのではないでしょうか。
「いつかはクラウン」というキャッチコピーがあります。カローラからマークⅡ、マークⅡ~クラウン……。
そして、人たちは頂点に達した満足感に酔い、自動車を運転しているのです。
しかしいま自動車の危機は、いつかはクラウン……というコピーも意味ないものにしていることからもうかがい知ることができます。
本当のことを言えば自動車には、ステイタスがあり、自動車は、乗ることができればいいというものではなかったはずなのですが……。
いかがでしょうか。自動車市場は、大きな変化が現在余儀なくされている事実があります。そのような未来に対して、しっかり向きあっているのは、やっぱり自動運転のシステムなのかもしれません。
しかし、自動運転のシステムによるシェアリングの意識では、また自動車人口を減らすことになるかもしれません。
自動運転のシステムの到来とともに、私達は自動車市場をもう一度根本的に見直しをする必要もあるのではないでしょうか。